店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第95話 高プロラクチン血症の話





プロラクチンとは?

プロラクチンというのは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、乳腺を刺激して乳汁を分泌させるように働きますので、通常は妊娠や出産後高くなりますが、このホルモンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌、無排卵月経などを起こすようになったものを高プロラクチン血症といいます。



プロラクチンの働きと高プロラクチン血症

プロラクチンは乳汁分泌を促進するだけでなく、卵巣の機能にブレーキをかけてしまい、2つの女性ホルモンである卵胞ホルモン、黄体ホルモンのいずれも分泌を妨げてしまい、卵胞が育たず排卵障害が発生したり、高温期の体温が安定しない、甚だしい時には生理が来なくなったり、妊娠出産しないのに乳汁が出たりします。生理周期は正常でも基礎体温の低温期から高温期への移行期間が長すぎる方や基礎体温の波動が大きい方は、高プロラクチン血症あるいは潜在性高プロラクチン血症が疑われます。



不妊症の大きな原因〜潜在性高プロラクチン血症

検査ではプロラクチン値は正常なのに、夜だけプロラクチンが上昇したり、ストレスなどお体に負荷がかかったときにだけプロラクチンが高くなる方もいらっしゃいます。ですから、不妊症の方に対してはプロラクチンの値が正常であっても、プロラクチンを下げるお薬をのむことで妊娠する率が高くなることも知られています。



プロラクチンを下げるお薬は?

西洋薬ではパーロデル、パロラクチン、テルロンなどがあります。ただし、これらのお薬には、吐き気・嘔吐、便秘、下痢、肝機能の異常、動悸、めまい、むくみ、眠気、頭痛、耳鳴り、鼻づまり、発疹、倦怠感などの副作用があります。漢方薬では、個人の体質や症状に合わせて様々な漢方薬が用いられますが、炒り麦芽、柴胡、白芍などが配合されたものが適合する場合が多く、特に炒り麦芽は、発芽したばかりの麦を使うこともあり、お体にやさしく非常に安全です。



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