店主の四方山話                    TOPへ戻る




 

  第84話 アトピー性皮膚炎の話




東洋医学では、アトピー性皮膚炎の治療において症状が激しいときには激しい症状を早く楽にする事を中心にし、症状が軽いときは体質改善を重視します。また、症状が激しい時の季節や皮膚の状態でも、適合する漢方薬が変わるのですが、今回は、どのように見分けているのか、基本中の基本を簡単に述べてみます。


   
症状がひどいとき・皮膚の色や状態でわかることと、治療法
皮膚の赤みが強い 熱がある ほてりをさまし熱を除く働きの漢方薬が適合
皮膚がジュクジュクしている 湿(水)がある 湿気を乾かし水はけを良くする漢方薬が適合
皮膚が乾燥している 皮膚を潤すものが不足 皮膚を潤す漢方薬が適合
黒っぽい・角化・萎縮がある 於血(古血)がある 古血を除く漢方薬が適合
これらの原因が重なり合っているときもあるのでそのときには、重複して使用する。発生部位によって
も違いがあります。



症状が落ち着いている時の体質改善法
皮膚や粘膜が弱い・風邪引きやすい・温度差に弱い 衛気(体表部のバリアー)が弱い 体表部のバリアー機能を高める
胃腸が弱い・一見胃腸は丈夫だが暴飲暴食などで胃腸が弱っている 脾胃が弱い 胃腸を丈夫にし、腸管免疫力を強める。
ホルモンバランスが悪い・老化が早い 腎が弱い 腎を強化しホルモン系を丈夫にすることで免疫バランスを正常にする。
イライラしやすい・ストレスが多い 肝気の流れが悪い 肝の気の流れを良くし、ストレスの影響を受けにくくして免疫バランスを正常にする。
整理すれば凡そ上記のようになります。また、症状が残っている場合は、症状がひどいときの漢方薬を併用する場合もあります。


アトピーに関しては、アトピー性皮膚炎その1ステロイド剤についてスキンケアもご覧ください。


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