店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第186話 かぜ、インフルエンザと花粉症予防の漢方薬




かぜ、インフルエンザと花粉症予防は同時に出来る!

秋が深まり、短くて駆け足で通り過ぎていった感じがします。ここ数日の朝は、冬の訪れを感じさせます。

かぜ、インフルエンザと花粉症ですが、今から予防対策をこうじていった方が良いです。そして、漢方では、これらを同時に予防できるのです。



東洋医学では、古来から予防を重視していた。

未病(みびょう)というのは、まだ病気ではない状態のことです。東洋医学では、病気になる前の段階で病気の兆しをとらえて病気になる前あるいは初期のうちに大病にならないようにするのが良いという考えが昔からありました。

春秋戦国時代から前漢の頃までに書かれた医学書である黄帝内経『素問』《四気調神大論》にはこのようなことが書かれています。

「道理に明るい人は、病気になってしまってから治療するのではなく、まだ病にならない状態を治す。これは国家を治めるのと同じで、騒乱が起こってしまってから対処するのではなく、騒乱の発生する前に未然に防ぐ。仮に病がすでに発生してしまってから治療したり、戦乱が起こってしまってから平定するのであれば、口が渇いてやっと井戸を掘るのを思いついたり、戦争になってからやっと武器を造ることを考えるのと同じ事だ。それでは遅い。」

かぜや花粉症は、粘膜や皮膚を丈夫にし、しっかりしたバリアを作ればかなり予防できます。丁度、お城に敵が攻め込んでくる前に防御柵を作るような働きの玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という漢方薬があります。これは、玉で出来た屏風で体を守るのにたとえた名前を持つ漢方薬で、衛気(えき)という体表部や粘膜中を巡りながら体の防衛能力を維持するための気を丈夫にするものとして金元時代より使われてきました。また玉屏風散は、最近のマウスなどの動物実験でも風邪、インフルエンザ、風寒刺激、寒熱交代の刺激に対しての生体防御効果は確実にあることが判明しました。皮膚や粘膜のバリアーが充分に強くなるのには1〜2カ月くらい必要です。ですから、かぜと花粉症の予防は今からおこなうべきです。



玉屏風散は、衛益顆粒という名前で、市販されている。

内容成分 黄耆 6g  白朮 2g  防風 2g
中国の動物実験で、免疫力を高める働きは、黄耆と防風が3:1で配合されたときが一番高くなることがわかりました。そのデータを元に配合比率が決められています。白朮は胃腸の働きを良くし元気の素を作るバックアッパーとして働きます。



           



インフルエンザが流行してきたら、板藍茶を。

インフルエンザの予防には板藍根を材料にした板藍茶をお勧めします。板藍茶は、インフルエンザが流行しているときの予防としてお役立てください。抗ウイルス作用がありますので、かぜやインフルエンザのウイルスに直接働きます。
                       

板藍茶は、藍染の藍の原料となる松藍(しょうらん)の根である板藍根(ばんらんこん)の甘くておいしいお茶です。抗ウイルス作用、抗炎症作用があるとされ、中国ではかぜやインフルエンザの予防や各種ウイルス性疾患に応用されています。

しかし、流行していないとき、つまりウイルスが居ない時期に服用しても予防効果は上がりません。ちょうど、害虫がいないのに野菜に消毒薬を散布するようなものです。ウイルスが居ない時には、あくまで人間の側の防衛力を高めることをやったほうが、効果的なのです。



川口漢方薬局のホームページ
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