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 第170話 インフルエンザと漢方

寒さの厳しさと乾燥のために、インフルエンザが流行しています。寒さや乾燥は皮膚や粘膜部のバリア機能を低下させるので、ウイルス感染しやすくなります。

  

漢方ではインフルエンザなどのウイルス感染は、中医学では身体の正気不足と邪気の侵入により発生すると考えます。特に注意が必要なのは小児や高齢者です。

乾燥が続いた場合、「燥邪」(乾燥の邪気)が身体の抵抗力(正気)を低下させ、インフルエンザウイルスなど風邪(ふうじゃ)が体内に侵入しやすくなります。


予防

皮膚や粘膜部のバリア機能である「衛気(えき)」をアップさせる。また、体内の乾燥状態を改善しながら元気を補っていくことも大切。玉屏風散などが適します。また、抗ウイルス効果のあるといわれる板藍根のお茶でうがいしたり、のむのも予防になります。



インフルエンザにかかってしまった場合

万が一、ウイルスなどの邪気が体内に侵入した場合には、まず、身体からそれらの邪気を払い出す必要があります。

邪気の性質によって適合する漢方薬が違います。
寒気が強く汗が出ない状態のとき 麻黄湯など
引きはじめで喉が痛い場合 銀翹散、天津感冒片など
体が暑苦しく口が渇いて汗がでるとき 白虎湯など
口や喉が乾燥し、喉痛や痰が無いか乾いた痰を伴う咳が出る場合には、養陰清肺湯など



熱が下がり症状が改善した後は

邪気を追い出したら、邪気が身体に再び侵入しないように身体の壁(正気、衛気)を修復し、浄化する必要があります。邪気との戦いで正気(体の防衛力の元になる気)が衰弱しているからです。この状態では、体がだるいとか食欲が戻らないとか、元気がないなどの自覚症状がある場合が多いです。

玉屏風散、補中益気湯、生脈散、人参養栄湯など、状況に合わせて使い分けます。


                                      



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