店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第157話 おねしょ(夜尿症)の話


例年、5月から6月頃になると、おねしょ(夜尿症)が治る漢方薬は無いですか?という問い合わせや相談が多くなります。だいたい、小学校4〜6年生位のお子さんのお母さんで、近いうちに野外学習やキャンプなどの外泊があるのだが、それが心配だという方が多い。中には、本人を連れて相談におみえになる場合もありますが、お子さんは恥ずかしそうにしていてあまりしゃべってくれない。

おねしょ(夜尿症)のタイプは様々

少年野球やサッカーをやっている体が丈夫で食欲も旺盛なお子さんもいれば、神経質で癇が高いようなお子さん、痩せている子や肥満気味の子も居て、一様ではないです。

多くは、成長のバランスが崩れている場合や、ねぼける場合、ストレスの影響、冷え症、暑がりで水分を沢山飲む子、みんな適応する漢方薬が違っています。

適合する漢方薬をのんでもらった場合、体質や原因にもよりますが、2〜4週間くらいで効果がわかります。
西洋医学でも治療薬はありますが、中にはうつ病に使う抗鬱薬が処方されている場合もあります。膀胱からの尿意の脳への伝達を良くするために使用します。でも、育ち盛りの精神的に全く異常がないお子さんに抗鬱剤を使って大丈夫なんだろうか?という疑問は、薬剤師である私も感じます。

具体的な漢方薬

体質や症状の出方などで様々なものが適合します。合わないものをのみ続けても効果は出ません。

成長のバランスが崩れている場合   六味丸、八味地黄丸 など

ねぼけるような場合            葛根湯、麻黄湯、小青竜湯など

ストレスや癇が高い場合         抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴胡清肝散、柴胡桂枝湯など

冷え症、胃腸虚弱             小建中湯、十全大補湯、補中益気湯、桂枝加竜骨牡蠣湯など

暑がりで水分を沢山のむ         白虎加人参湯、竜胆瀉肝湯など

、体質や症状の違いによって、これら以外にも酢要される漢方薬が違ってくる場合もあります。



適切な漢方薬の選定は専門家にお任せください。詳しくはこちらでご相談ください。直接メールでもご相談承ります。kawaguchikampo@nify.com