店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第153話 中国製の医薬品についての話



中国では、医薬品の規制が緩く、表示されていない成分が配合されていても許可になる場合もあります。このような漢方薬を、海外旅行先で買い求めたり、インターネットなどで中国から直接個人輸入したり、輸入した商品をしっかり検査したりすることなく安易に販売した業者から買い求めたものと、国内で薬局・薬店で売られているものの違いについてご説明します。



正規の許可とは?

正規の手続きで輸入される『中国のくすり』は、日本の医薬品製造管理基準と同等の管理施設で製造され、品目ごとに厚生労働省の承認を受けてはじめて販売が可能になります。そして、輸入時には、日本の輸入許可内容に基づいて、製造ロットごとに品質検査され、合格品だけが我々薬局薬店にやってきます。こういった医薬品は国内で製造された医薬品と全く同等なレベルで安全で信用のおけるものです。日本では、品目ごとに製造地域が世界のどこであろうと、国内の厳しい基準を満たさなければ許可がおりず販売ができない仕組みになっています。


個人輸入のルートの漢方薬や医薬品と正規の許可のある国内の薬局・薬店に売っている漢方薬や医薬品の違いを図にしたものです。

              



名前は同じ。だが成分や製造方法が違うものも沢山あります。

中国の法律では薬や健康食品の内容成分を全て表示する義務はなく、日本の法律に比べはるかに緩いです。そのため、中国で売られているものには、主成分以外の成分は記載されていないことがあるのです。また、同じ名前の漢方薬でも、内容が違っていたり製造管理の厳しさが全く違うとご理解ください。



ご自分が偽薬の被害者にならないためには?

漢方薬の服用は、われわれのような専門家に相談してください。
漢方薬、健康食品は、個人の体質や症状、生活環境などの違いによって用法用量や適合するものが変わってくる場合もあります。信頼できる専門家の指導の下で服用することをお勧めします。川口漢方薬局では、漢方薬の正しい使用法、服用法を広め、食養生なども皆様に適切な助言をするために、中国漢方(中医学)の勉強・研究に積極的に取り組んでおります。お薬に限らず、健康に関するどんなことでもお気軽に御相談ください。



旅行先で買った物や海外からの個人輸入で副作用が発生しても、自己責任。

だれも責任を取ってくれません。文句をいうところもありません。正規医薬品で副作用が起きたときの保険救済などもありません。時々、こういった経緯で購入した漢方薬や健康食品について服用法や効能効果についてお問い合わせがありますが、成分表示の無いものが含有していることもあるので、責任もった回答が出来ないのです。