店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第140話 妊婦は紫ウコン(ガジュツ)を摂らないほうがいい



先日、テレビで、紫ウコン(ガジュツ)が大々的に放映され、大ブームとなり、生薬を扱う問屋さんにも紫ウコン(ガジュツ)が全く無くなる事態となりました。


紫ウコンはショウガ科の仲間で漢方では我朮(我にはくさかんむりが付く)ガジュツとも言われています。
腹痛・下痢・消化不良・胃もたれ・胃潰瘍・高血圧・肝臓病・腎臓病・喘息・アレルギー性鼻炎・冷え性・不眠・鎮痛・切り傷・ヤケド・アルツハイマー・更年期から来る不定愁訴、また排卵障害などの不妊症にも応用されます。


しかし、極端に疲労している人、肝機能や胃腸機能の低下の著しい方はご注意下さい。妊婦の方(特に妊娠2−3ヶ月の方)はガジュツ(紫ウコン)を控えて下さい。健康食品ですから安全なように思いますが、実際には妊娠中はのまない方が良いと思います。



なぜなら、東洋医学的に我朮(ガジュツ)は破気破血(はきはけつ)の効能があるからです。破気破血とは、頑固な気滞気鬱を改善する替わりに気を消耗するのでエネルギー不足には合わないのと同時に、汚くなって固まって流れなくなった血を破砕して流すという働きがあります。妊娠中はあまり古血を破砕するような効能を持ったものは、流産の引き金にもなりかねないので、摂らないほうが良いです。妊娠中に血を綺麗にし流れを良くするものなら、もっと穏やかに効く当帰などが中心の漢方薬の方がいいです。