店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第125話 銀杏(ぎんなん)の話




毎朝、近所の公園を散歩していますが、イチョウの木の下に銀杏(ぎんなん)の実が沢山落ちていたので、拾ってきました。銀杏(ぎんなん)は、外側は臭い種漿肉に覆われていますがこれを除き、ヒ洗って内部の種子を干しておきます。この種子の外殻を剥いた内部が食用になる銀杏(ぎんなん)の部分です。炒って食べてもおいしいし、茶碗蒸の中に入れてもいいですね。



   食べるのは少量で

銀杏(ぎんなん)は食べ過ぎると中毒を起こします。どの程度食べたら中毒を起こすかは、個人差がありますが、特に子供さんは、一度に10個程度食べただけでも中毒になることがあります。中毒の原因となる物質は4’-MPN(4’-メトキシピリドキシン)というビタミンB6の作用を阻害するもので、中毒になるとけいれんなどの症状が現れます。



   漢方薬としても使われる銀杏(ぎんなん)

東洋医学でも銀杏(ぎんなん)は昔から使われてきました。炒ったり加熱調理したものを少量ずつ食べますと肺を丈夫にし、鎮咳去痰、滋養強壮の効能があります。中国漢方では、斂肺益気、止咳平喘の働きがあるとされ、定喘湯(ていぜんとう)という銀杏(ぎんなん)が主成分の喘息に使う本格的な漢方薬もあります。


      定喘湯(ていぜんとう)

   成分

   銀杏(殻を取り除き砕いて黄色くなるまで炒る)、
   麻黄、款冬花、姜半夏、桑白皮、蘇子、
   黄ごん、杏仁、甘草




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