店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第120話 顔をみれば病気がわかる の話

最近刊行された東洋医学の書籍の中から、わかりやすくて良い本をご紹介します。



 「顔をみれば病気がわかる」 猪越 恭也 著  草思社

ISBN4−7942−1324  価格 ¥1400+税 


 



東洋医学や漢方では、望診(ぼうしん)というものを重視します。顔色、吹き出物、まぶたの腫れ、くま、しわなど、見方は仔細に渡って解説されており、一般の方に理解しやすいようにやさしく解説されています。


漢の司馬遷(しばせん)の著である史記列傳(しきれつでん)に、扁鵲(へんじゃく)という名医の話が出ています。

扁鵲が齊(せい)の国に行ったときに、領主の顔色をみただけで重大な病気を言い当てたが、領主は信用せず治療しませんでした。数日後、領主が病の床に入ったときには扁鵲は国外に逃れ去っていて、結局、領主は亡くなってしまいました。この逸話は神がかり的ですが、それだけに望診は重要で奥が深いのです。顔をみることで健康チェックが自分でできるようになるこの本はとてもためになります。