店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第112話 喉の違和感の話




 咽頭神経症

ストレスなどが原因で、検査をしても何か出来ているとか炎症があるわけではなく何も異常がないのに喉に違和感を感じる場合があります。具体的な症状は、喉に梅の種が引っかかているとか、固い肉片が喉にあるような感じがして気になるのです。精神的に憂うつ感を伴ったりする場合が多く、何か別のことに熱中している時には、全く喉の違和感を感じない場合もあります。西洋医学では咽頭神経症という場合もあります。



 梅核気(ばいかくき)

漢方では、古くから梅核気という名前で知られていました。梅核気とは、喉に梅の種があるような違和感があるものの、実際にみても何もない状態です。昔の人は、ストレスなどで喉を通過する「気」の流れが渋滞し、「気」が固まってこのような症状が出ると考えました。



 化痰降気(かたんこうき)

このような場合、漢方では、気を巡らせて固まった「痰」と「気」を降ろすことで治します。代表的な漢方薬は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などがあります。

     半夏厚朴湯
            組成  半夏、茯苓、生姜、厚朴、紫蘇葉

半夏はハンゲショウの根茎、茯苓はマツホド(枯れた松の根に付く固いキノコの仲間)、生姜はひねしょうが、厚朴はホオノキの樹皮、紫蘇葉は紫蘇の葉っぱです。このようなごく自然の生薬の配合で、安定剤などではなかなか消失しない喉の違和感が改善します。


このような喉の違和感のある症状が消失するのは早く、1週間から1ヶ月くらいで効果は実感できます。ただし、咽頭神経症が発生する方は、ストレスに弱くストレスの影響を受けやすい方ですので、症状が軽くなったあとは、体調を整えストレスの影響を受けにくくするような体質つくりの別の漢方薬を長期に続けると良いでしょう。軽度な神経症や精神不安では、精神安定剤を長期に連用するのは決しておすすめしません。



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