店主の四方山話                    TOPへ戻る




  

 第105話 漢方をのんでいて妊娠したら




不妊の漢方をのんでいて妊娠したら、お体の状態が妊娠によって変化しますので、かならずご相談ください。第71話では、食養生の方法が妊娠前と妊娠後で変わることを書きました。


妊娠前には、温性の食べ物を多く摂りお体が冷えないように養生したほうが妊娠しやすくなる方が多いですが、妊娠したあとはあまり暖める力の強い食べ物は控えるようにします。具体的には、トウガラシなどの香辛料やそれらが沢山使われているキムチ、激辛のカレー、肉類などです。妊娠前と違い、妊婦さんは、おなかに赤ちゃんという熱i源があるのと同じで、おなかにストーブを抱えているのと一緒です。ですから、妊娠前より体があつくほてりを感じることが多くなります。むしろ妊娠中は、ほてりを冷ましてくれるトウガン、ニガウリ、キュウリ、スイカなどの食べ物は積極的に食べた方が良いでしょう。

妊娠中に温性の強い食べ物を食べ過ぎると、体内の熱が強くなりそれが溜まってしまいます。これを胎熱(たいねつ)といって、生まれてくる子供に影響し、アトピーや乳児湿疹の原因となりますので、妊娠中の食養生は重要です。


このことは、食事だけでなく、漢方薬にもあてはまります。お体に適合する漢方薬も妊娠とともに変化するのです。不妊、習慣性流早産で悩んでいて妊娠前に暖める漢方薬を使っていた場合にも、妊娠したら暖めすぎないように暖めるものを減らしたり、逆にほてりをさますような漢方薬が流産防止の漢方薬として適合する場合が多くなります。もちろん、悪阻の軽減や妊娠中毒症の予防や軽減の目的で漢方薬をおのみになられる場合も同様です。

また、強力に於血を除く働きのある漢方薬や下剤の成分が入っている漢方薬は、妊娠中には不向きな場合が多く、妊娠したら中止した方が良いですし、漢方のかぜ薬に多い、汗を出す作用の強いものや利尿作用の強いものも、ただでさえ赤ちゃんに水分をとられてしまってお母さんの方は乾燥ぎみになりがちなので、服用に当たっては注意が必要で、場合によっては、お体を潤すものを加えた漢方薬の方が安全です。



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