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      産後のめまい         




産後にめまいが起きることは良くあります。めまいと同時に、胸苦しい、はきけ、息苦しく呼
吸が荒くなるなどの症状を伴うことがあります。症状がひどく意識がなくなってしまうような
重症のものは、きちんと病院で検査をしてしかるべき治療を受けるべきですが、そうでない
軽度〜中程度の症状のめまいには、むしろ漢方薬の方が体に優しく効き目も良いです。
出産では、出血によって
血が不足します。あるいは出産によって淤血(おけつ:血のよごれ)
が発生します。中国漢方(中医学)では、これらが産後のめまいの原因で、血を補うこと、血
を綺麗にすることが治療の中心になります。








1血虚気脱(けっきょきだつ)

産婦が平素から虚弱の体質で、分娩時の失血過多などにより血の不足が甚だしくなると、
本来は陽気と陰血が調和して一緒に存在する状態なのが、陽気が血から離れ虚陽が浮
揚してめまいが発生するので、強力に血を補うことで陰陽のバランスを整えてあげて治し
ます。よく使われるのは、
当帰補血湯加減(黄耆、当帰、鹿茸、麦芽、炮姜、炙甘草、人参、
熟地黄)
などです。症状や体質にあわせ、参茸補血丸婦宝当帰膠も使用できます。




2血淤気逆(けつおきぎゃく)

産後におなかを冷やしてしまったりすると、冷えのために血液の流れが悪くなって悪露の排
出が出来なくなり、淤血が発生します。淤血が原因で、気逆(気の流れが正常とは反対に
なってしまう)という状態になってめまいが発生します。けいれん、両手を固く握る、歯ぎしり
などの症状を伴うことがあります。よく使われるのは、
延胡索散(当帰、延胡索、炒蒲黄、桂
心、琥珀、紅花)
などです。症状や体質にあわせ、折衝飲血腑逐於丸、冠元顆粒も使用
できます。


      [参考:中医産婦人科の臨床応用 黒竜江中医学院 編]
                                           

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