不妊症の症例 2

ご夫婦2人とも漢方薬を服用することで赤ちゃんが授かった症例

Bさん     28歳   身長160cm  体重56Kg    平成10年10月27日来局

結婚して2年になるが妊娠しない。月経周期は30日で正常。生理痛もほとんどない。
ただ、月経前にイライラしやすく、胸やおなかががはって苦しい。食欲 二便 正常。

産婦人科の検査では特に異常は見つからず、ご主人も異常はないと言われた。しか
しBさんの基礎体温のグラフはほぼ正常の二層だが、高温期の上昇がゆっくりで、時
に高温期に体温が低下してしまう日があることもあった。

Bさんは、20歳から23歳頃にかけて首および顔面部位にアトピー性皮膚炎がひどく、
川口漢方薬局で漢方薬を服用していたことがあった。その頃、にきびが出来ることが
あったが月経前に特にひどいときがあった。

ご主人は30歳だが、仕事がハードで疲れやすく少し精力が減退ぎみであるという。

Bさんには、星火逍遥丸を続けて服用してもらい、排卵日を挟んで前後5日の計10
日間だけ参茸補血丸を併用してもらうことにした。ご主人には至宝参鞭丸をつづける
ように勧めて、1ヶ月間様子を見てもらった。1ヶ月後の様子は、月経前の不快な胸
やおなかの張る感じがかなり少なく、基礎体温でも高温期が安定してきた。しかし、
参茸補血丸がのみにくいと訴えるので、のみやすい海馬補腎丸を替わりに排卵日を
挟んで前後5日の計10日間だけ服用してもらい、星火逍遥丸は引き続き服用しても
らうことにした。ご主人の方は、疲れがとれて体調が良くなっているという。この服用
法で続けたところ妊娠し、平成11年12月に無事に男の赤ちゃんを出産した。


考察と感想:
このご夫婦は仲が良く、いつも遠方から(車で2時間以上か
かる)ご主人と一緒においでになっていました。特に難しい
症例ではなかったのだが、通常の産婦人科の不妊治療で
はホルモン剤などを使うのが当たり前で、ホルモン剤の使
用によってホルモンバランスが崩れ、せっかく軽快したアト
ピーがひどくなるのを恐れていました。妊娠するとアトピー
が再発する場合もあることを話したが、実際には再発はな
かったので良かったです。尚、Bさんの妊娠が判明した時
に、ご主人が服用していた漢方薬のイラストをハガキに描
いて(水彩絵の具を使った丁寧なものです!)お送りくださ
いました。食養生として、ご夫婦とも海草類や貝類を多く摂
るようにおすすめしました。

近況:
なにぶん遠方の方なので最近はお会いしていませんが、
時々スキンケアを兼ねた敏感肌用の基礎化粧品のご注
文があって、お送りしています。


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